チリ通信その2_8月にスキー

2009-08-16

工藤元彦

アンデス山脈は、主に南アメリカ大陸の西側(太平洋側)に沿って、北緯10度から南緯50度まで南北7500km、幅750kmにわたる世界最大の褶曲(しゅうきょく)山脈です。
山脈はベネゼエラ、コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、アルゼンチン、チリの7カ国にまたがる長い山脈です。 最高峰はアコンカグア(6960m)で、6000mを越える高峰が20座以上聳え立っている。新生代第三紀末から現在までの太平洋プレート、ナスカプレートと南米大陸のぶつかり合いで隆起してできたと考えられています。

先日アンデス山脈にあるスキー場に行ってきました。私の住んでいる首都サンチャゴから車で約1時間30分の場所にあります。本年チリにきて3回目です。
日本と違い海抜3000mの所にあり、当然森林限界(2000m)を超えているので樹木はありません。そして非常に広大でゲレンデが長いです。(写真参照)
木がないのでいわゆる林間コースと呼ばれるものはありません。
日本のような高速リフトはなく、従来の速度の遅いリフトとテーパーリフト(腰または股にバーをひっかける方式)が主流です。
リフト券の1日券は日本以上に高く6000円ですが、私のような65歳以上は1500円と大変安くなります。
チリでスキーをする人はかなりの上流階級の人たちで、一日券買ったから最低10回はリフトに乗らなければ元が取れないという発想はチリ人にはありません。2~3回滑って後はレストランの屋外ベンチで何か飲みながらぼんやりと日向ぼっこして過ごす人が非常に多いです。とにかく時間がゆっくり流れていることを感じます。
(日本人はこのような損得計算をすぐする傾向があります。残念ながら私もそうでした。我々はあらゆる場面で損得計算するのが習性になっており、それが日本の経済発展につながったかと思いますが、遊ぶ時ぐらい損得忘れてゆっくり楽しむべきでしょう。レジャーに対する心構えは日本人のほうが後進国なのかも知れません。)
またリフト券買う時も係員がもたもたしていて長い行列ですが誰も『もっと手際よく早やれ』なんて誰も言わず黙って並んでいます。私は後ろのほうに並んでいるといらいらする時がしばしばあります。効率優先の仕事人生を送ってきた男のかなしいサガかもしれません。
日本人はガンガン滑るのですがチリ人はゆっくり楽しみながら1日を楽しみます。
したがって土日でもレストランは混んでいますが、ゲレンデは混んでいなくリフト待ちはあまりありません。
最近はこちらの文化になれ、スキー場では友人と椅子に座って会話をする時間をスキーで滑るよりも大切にするようになりました。
以上

スキー場の写真
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友人とビールを飲みながら
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One Response to “チリ通信その2_8月にスキー”

  1. 松本 久幸 より:

    工藤さん、チリの生活を堪能なさっているご様子うらましいです。何処の任国にあっても時間は緩やかです。そして大きいのです。日本の時間は護岸工事された河川のようなもの、自然のままの川は、大地を潤し、土壌を育みいろいろな恵みを与えてくれます。チリの時間の大きさを満喫してください。
     それにしても、写真に写られている工藤さんの隣の方が女性ではないのは心配です。
    青年海外協力隊長野県OB会・会長 松本久幸