青年海外協力隊長野県OB会。
こういうボランティア団体はだいたいワンマンです。リーダーのパワーで前に進んでいく以外、ほかに推進力はでてきません。あとを考えれば、改革をいろいろできたのは権力が集中していたからですが、大変でした。
ただこうあったら権力が分散できるな。と思ったことを書きます。
立法、行政、司法じゃないですが、OB会でこれがないと動かせないというのは、運営権、会計権、そして名簿管理権です。この3つがしっかり別の人間に管理されていれば、暴走ができないと思います。
私は事務局長と会計、役員を分けました。そして会長の私が指示をだすことはあっても、実際にお金を動かすということは一切しませんでした。
副会長に名簿管理をやってもらおうと思いましたが、ここはうまくいきませんでした。というのも名簿の整頓がとにかく時間がかかって移譲するタイミングがなかったからです。名簿上400人以上いたところに、全部はがきを送って、不明なところをすべて消す。
1年に2回の郵送に対し、2回反応がない人を消していく。結果、会費を入れてくれる人。なんらかの反応をしてくれる人以外は名簿からいなくなりました。結果、260人くらいになりましたね。
それと同時のタイミングでfreemlというサービスがなくなって、メーリングリストも作り直さねばならなくなり、googleグループで作り直し、承認を押さないとメーリングリストグループに入らないので見てない人はいなくなりました。(ちなみにホームページ、Facebookなども私が作ったものです。権力が集中してます)
そんなこんなで、名簿上しかない人は皆いなくなったわけですが(役員でもそういう人がいたがいなくなった)、役員はぎりぎりでした。やはり「役員になる。」というのはいいイメージないですね。私も代わるときはひと悶着ありました。
でも思うのは、例えば役員が「引越しでいなくなる。」ということになれば誰かがやらざるを得ないわけですよ。よく見るのは「後任がいない、後任がいない」と言ってずっと会長をやっている。みたいな方いらっしゃいますが、すっと身を引けば後任は出てくると思うんですよね。しっかりとした引継ぎものを作っておけば、別に1年活動が止まったところでやる気がある人間が出てきたときに復活できるわけですからね。だれか必ずいる。という状態を会長として維持していれば、すっと身を引く方が会のためにはいいと思います。何年もやっていると気持ちのモチベーションも持たないですし。。。
権力を持ちたいか、持ちたくないか。行使したいか、手離したくないかなどは人個人のことですが、惜しまれるうちに身を引きたいものですね。